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Ichiro’s Malt&Grain World Blended Whisky Exclusively Bottled For LIQUORLAND KIMURA
今更ながら僕如きが説明するまでもなく、
日本が誇る世界のベンチャーウィスキーさんですが、
僕も僕で(勝手に)恩人と思わさせて頂いている方々です。
始めてきちんとお話させて頂いたのはブラックアイルを輸入した後に、
たしかキムラとして1回目か2回目かに出展した東京ウィスキーフェスティバル。
当時は今ほどにモミクチャになるようなイベントではありませんでしたし、
ウィスキーフェスと言いながらビールだけで出展してたのは当時たぶんキムラだけだったかな。
僕はあの時東京にほとんど知り合いなどいなく、
スタッフもいないからタバコ吸いにもいけないし、
IPAにあらずばビールにあらずな時期でもあったり、
周りのブースは常連さんとか知り合いとキャッキャウフフしてるのを見ながら、
何度もわびしく寂しく思い、うつむきそうになった一日でした。
そんな中、隣のブースで出展していた秩父蒸溜所の皆さんは、
もちろん沢山の人たちに囲まれ、とても華やかで美しく見えた方々でしたが、
彼らはビールしか置いてない新参者に対しても、
とっても優しく接して頂きました。
イチローさんがブラックアイルおいしーって飲んでくれている!とドキドキしたり、
やべー吉〇さん、こんな超絶素敵な人が世の中にいるのか!と悶絶したり、
イベント後に余ったブラックアイル瓶を渡辺さんのリュックに強引に押し込んで秩父に持って帰ってもらったり。
その全てにとても心を救われ、
そしてこの業界の中心にいる方々の懐の広さに感動したのを覚えています。
僕はビールから入った人間ではありますが、
ウィスキー業界、バー業界を好きになれた恩人の1人です。
その後ご縁を頂き秩父祭に参加させて頂き、
そこから秩父の方々から沢山の可能性を頂き、
「広島市民でレッドアローに一番乗ってるのは間違いなく僕だぁぁぁ!」
という変な自信に満ち溢れたりしておりました。
結局のところ、
僕は秩父蒸溜所の1ファンであり、
秩父という町の1ファンであるのだと思うのです。
そんな秩父蒸溜所さんと仕事上のお付き合いをさせて頂けるというのは、
そしてキムラが1樽買わせて頂けるというのは、
これ以上なく幸せな事であります。
という事で、
せっかく1樽選ばさせて頂けるのなら、
キムラの出来うる限りの最高のメンバーでやろうと、
ドーノッホ・フィルとウィスキーファインド・オーディンの来日日程を強引に合わせ、
秩父に強制連行し強制労働。
二人には本当に真剣に樽を選んでもらいました。
今まで見た事ないぐらいの疲労感を二人から感じたので、
御礼に温泉に連れて行きました(笑)。
オーディンとフィルの樽選びのアプローチの仕方の違いとか、とても面白く、
でも最終的には1つにまとまり、
T5フレンチオークに決まりました。
そしてもう1人、樽の選定に弊社関東担当・堀口を起用させて頂きました。
堀口は何と秩父出身!こちらも秩父のチェアリー横田さんから縁を頂き、
キムラにて働きだしたばかりの関東英国担当。
ブラック上司のブラック波動拳に耐え忍ぶ日々を送っておりますが、
彼にとっても秩父蒸溜所さんとの仕事のやり取りは幸せな事だと思います。
という、本当に沢山の幸せを頂戴している秩父蒸溜所さんに、
キムラが何か出来る事があるかというとそんな事は恐れ多いのですが、
弊社が誇る3人にて選ばさせて頂いたブレンデッドウィスキーを通じ、
改めてイチローズモルトさんのブレンデッドの素晴らしさを、
微力ながらご提案出来れば幸いです。
皆さま、何卒宜しくお願い申し上げます。
(株)キムラ
木村ホーマン拓郎
(リカーランドキムラコメント)
年数:-
度数:58.8