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OCTOMORE TEN YEARS
シリーズの最後を飾る「10年」には、11.1や11.3の溢れんばかりの若々しさに対し、より繊細で成熟した奥行きが感じられる。前2アイテムでは大麦の特徴を前面に押し出した一方、ここでは熟成のさまざまな過程で、異なる「樽の影響」を取り入れている。
「10年」は他よりも高いフェノール値だが、更なる熟成を経て、より穏やかで深みのあるスピリッツへと進化した。
このエディションは合計77の樽を複雑に組み合わせて作られている。主にアメリカンウイスキー樽熟成、すべて2009年ヴィンテージだ。
世界限定12,000本。
安らぎと洗練、「大人の」オクトモア。熟成と共に躍動感は薄れた一方、穏やかさと奥深い複雑さが増している。
テイスティングノート
香りはピートとフルーツの至高のブーケ。ネクタリンとシトラスに加えてパイナップルとマンゴーがほのかに香り、豊かな甘さと複雑さが一段と深みをもたらす。ヴァニラとオークの甘み、ナッツを思わせる生き生きとしたアロマ。
熟成によりさらにエキゾチックフルーツ感が増した、深遠なるフレーバー。そして私たちのDNAともいえる、シトラスとミネラルの個性も際立っている。
味わいは海を再現するような魅力的な塩気を感じ、それがとろりとした蜂蜜のようなテクスチャーへと変化する。優美なフルーツの香りと甘いオークが、その味わいの余韻を楽しませてくれる。ピーチ、熟したパイナップル、マンゴー、ドライアプリコット、そしてドライピーチが、スモークとオークとの間に見事な調和を生む。
更なる熟成と樽の組み合わせがオクトモアに成熟の表情を加え、この類まれなシングルモルトの解釈に新たな切り口を提示している。
フィニッシュは最初にオーク、続いてココナッツ、タバコ、ヴァニラ、そして最後にスモークが残る。樽での熟成期間を経てフェノールが自然に和らぎ、オークの影響が増すことで、まろやかで穏やかなスモーキーさが感じられる。
(輸入元コメント)
年数:10
度数:54.3
フェノール値:208ppm